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税理士コラム
事業の発展に欠かせない金融機関対策②
こんにちは、福田税理士事務所の福田です
いよいよ10月に入り、気が付くと朝晩の冷え込みを感じる季節となってきました
皆様も健康にはご注意くださいませ。
ところで、前回は、月次決算の仕組みの重要性などについて書かせて頂きました。
今回は、"運転資金の借入をしたいなあ~"という事例があると仮定した場合について、考えて見たいと思います。
【金融機関に相談に行ったら!?】
新製品の販売の話が具体的に進み、仕入先も販売先もほぼ決まり、あとは運転資金なんだけどなあ~ということで、金融機関に相談に行きました。
そうすると、"社長、資金繰り表を作ってきて下さい。あと、新製品の販売に関する詳しい状況も聞かせてください。"と言われました。
ここから作戦開始です。
【顧問税理士をご活用ください!】
事業に関する詳しいことを、コンパクトに書面にまとめて、持参して(もちろん、社長自信が説明出来ないとダメですよ~)行くと、様々な側面から、メリットが多いかと思います。
ただ、"あれもこれもそれも・・・忙しい・・・"という方も多いと思いますが、その時は是非、顧問税理士をご活用下さいませ。
私としても、打合せを重ねて行くうちに、お客様がこれから行おうとしている事業の様子などが理解できるようになり、とても有り難いです。
【全体像をコンパクトにまとめましょう!】
ここで、顧問税理士と社長との共同作業で、新製品の販売に関する事業計画の作成がスタートです。
まず、事業の全体像を社長におっしゃって頂き、それを文章などにまとめます。
例えば、こんな感じです。
・新製品に関する詳しい情報
・仕入先や代金の支払い条件
・販売先や代金の回収条件
・原価計算に関する詳細
・その他、金融機関の方に知って頂きたい情報
これらに関して打合せをしていく中で、社長自身もいろんな発見があるようです。
私自身もそうなんですが、自分の中で考えているよりも、他の誰かと話をした方が、考えがまとまって良いのかなあとも感じます。
【あとは数字に落とし込むだけ】
ここまで来たら、あとは数字に落とし込むだけです。
まず、損益計画を作成します。
この時点で、再度全体の損益に問題がないか確認します。
あとは、必要に応じて資産負債の動きを抑えつつ、資金繰り計画を作成します。
【いざ金融機関へ!】
社長と顧問税理士が力を合わせて積み上げた書類ですから、ここまでくれば、社長自身がしっかりと説明することができます。
細かい部分については、顧問税理士が影武者のように立ち振る舞いますので、金融機関・社長・顧問税理士とバランスの取れた良い関係を築くことができます。
経営者の皆様、是非顧問税理士をご活用くださいませ~
【編集後記】
先日、税理士試験の受験生時代からの友人と、おいしいお酒を飲んで来ました
最近の税務調査の動向や、国税通則法の改正、金融機関の動向などから、プライベートなことまでお話してきました。
ところで、金融機関対策の話になった時のことですが、その友人が、大変な思いをしながら、お客様と金融機関との間を取り持ち、事業再生について何とか軌道に乗せつつある事について、お話してもらいました。
その友人の話ぶりの様子から、友人がお客様にとても信頼されている様子がビンビン伝わってきました。
素晴らしい友人に巡り合えたこと、そして、税理士という職業に感謝して、また頑張って行きたいと強く感じました。
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