税理士コラム
中小企業・個人事業主の皆様に関連する税理士コラム
経営に関連する税理士コラム
その事業計画、会社の発展に本当に役に立っていますか!?
富山県富山市の福田税理士事務所の福田です。
経営者の皆様におかれましては、経営計画の策定という言葉を聞くと、どのようなイメージが浮かぶでしょうか?
"自社の発展のためには不可欠"という方から、"銀行から言われてしぶしぶやっているやつだな~"という方まで、様々かと思います。
また、自社内で作成される場合もあれば、"自社内でするのはちょっと大変なので、身近な税理士さんにとりあえず聞いてみようかな~"というケースもあるかと思います。
弊事務所でも、"銀行からお願いされたのですが、どうすればよいのでしょうか?"という相談を頂くことがあります。
"銀行からお願いされたので、面倒だがとりあえず何とかしないと・・・"というケースの場合は、"自社の発展に生かす"という視点はないかと思います。
ただ、"面倒な事業計画"をどうせ作らないといけないのなら、これを良い機会として"自社の発展に役に立つ事業計画"を作成してみるのはいかがでしょうか?
【自社の発展に役に立つ事業計画とは!?】
事業計画は、作成するのも大変ですが、その後のフォローもなかなか手間がかかります。
事業計画の作成支援をさせて頂いていると、作成した事業計画を、その後の現実と照らし合わせて、良かった部分、悪かった部分などを抽出することにより、自社の発展に真に寄与するのではないのかな~と感じます。
また、良かった部分については、なぜ良かったのかを徹底的に掘り下げて考え、悪かった部分についても、なぜ悪かったのか、改善の余地はあるのか、改善に向かってどのように手を打つのかなどを検討していきます。
これらのことを考える上で、損益状況や財務・資金繰りを加味することは、本当に役に立つ事業計画を策定するためには必要不可欠です。
【税理士事務所こそが事業計画の作成支援をすべき!?】
税理士事務所は、職業上お客様の会計帳簿の内容を全てチェックさせて頂くことになります。
また、顧問の形態はいろいろありますが、1ヵ月に一度訪問させて頂き、帳簿のチェックと損益・財務内容などについて説明させていただく場合などもあります。
自社内の数字を全て理解していて、かつ、月に一度は何らかの打合せを実施するということを考えると、税理士事務所が事業計画の作成支援をするのが望ましいのかな~と感じます。
このときに、議事録を作成することは重要です。
【議事録が重要!?】
事業計画を作成するときは、まず、どのような目標をもつのかを、数字と文章を通して決めます。
次に、設定した目標に対して、成果が出たのか出なかったのか、その原因も含めて検討します。
今度は、検討事項を全て議事録として作成します。
これを、毎月ひたすら繰り返します。
この繰り返しは、かなり効果があるのではないかな~と、最近感じます。
この作業を、顧問税理士を利用しながら実施すると、別の視点からの意見も出たりして、有意義なものになるのではないでしょうか?
経営者の方々の真の経営パートナーとして、このような役割も求められているのかな~とも感じました。
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月次試算表の打合せと販売計画の策定の関連性
富山県富山市の福田税理士事務所の税理士の福田です。
弊事務所は、経営革新等支援機関の認定を昨年に取得しましたが、それを機会に、計画・実行・評価・改善のサイクル、いわゆるPDCAサイクルを強く意識して、お客様と打合せをするようにしています。
といっても、なにか特別なことをしているのではなく、こんな感じで、当たり前のことを鉄板のように当たり前にするということを意識しています~
・試算表を迅速・正確に作成する。
・出来上がった試算表の中身を、税理士事務所だけが分かっている状態ではなく、お客様にもご理解して頂く。
・その打合せの中で感じたことなど、質問を矢のようにする。
・お客様から、質問の回答を矢のように頂く。
・その中で、現状の問題点や今後の課題などを抽出し、その議事録を作成する。
特に、議事録を作成して、打合せの内容を時系列に管理しだすと、いろいろな発見があって、楽しいなあ~と感じたりしています。
先日も、これらの打合せの中で、"今後は、どのような商品を、どのような得意先に対して、どれだけの利益率で販売していくのですか?"とか、"では、毎月の売上高はどんな感じですか?"、"仕入の決済と、在庫期間、売上代金の回収サイトはどんな感じですか?"などと質問していて、気が付いたら販売計画が出来上がっていました。
"そんなん言われんでもわかっとるわい!"との意見もあるかもしれませし、"一人でするよりも意見がまとまってよかった"という意見もあるかもしれませんので、その当たりはどの程度お客様のお役にたてているのかよく分かりませんが~
ただ、試算表を迅速・正確に作成する習慣がないと、これらのことは難しいので、"全ての基礎は迅速・正確に試算表作成する習慣"なのかな~とも感じたりしました。
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決算時にこそ損益トントンラインを掘り下げて考えてみる!?
富山県富山市の福田税理士事務所の税理士の福田です。
昨年12月から始まった繁忙期も、5月で目途がつき、ホッと一息です。
ところで、決算と言えば、1年間の業績を締めくくり、どのような経営をしてきて、どのような結果になったかということを考える良い機会であるかと思います。
数字が良いときもあれば悪い時もあるかと思いますが~
決算と言えば、税務署や金融機関が大好きなものではありますが、これらの方々へ提出する決算書は、とても綺麗に出来上がっていますので、外部の方への報告用ということであれば、美しく素晴らしいですが~
やはり、内部で経営に生かそうとすると、元データだな~と感じたりしております。
最近では、会計ソフトからエクセルにデータを吐き出すこともできますし。
さらには、エクセルデータとにらめっこしてみると、いろいろ感じることがあるような気がします。
【例えば】
例を挙げると、こんな感じではないでしょうか?
・この設備投資はどうだったかな~、採算性をもう少し考えて見ようかな~
・この費用は売上と直接関係があるな~、でも、これは売上とは直接関係ないな~
・この費用は削れそうだけど、これは削ったら事業全体のバランスが崩れるな~
・来年はどれだけ数字が必要かな~
・一時間当たりの固定費ってどれだけだったっけ?
ところで、費用には勘定科目という名前がついていますが、"わかりづらいな~"と感じるかたもいらっしゃるかと思います。
その時は、総勘定元帳の中身をみればわかりますよ~
その他、ソフトの設定により、戦略的に会計データを使いやすくする方法もありますし。
エクセルなので、データコピーや行・列の切り取り・挿入も自由ですので、どうぞご自由にお使いください。
というわけで、お客様の想いをしっかりと理解して、経営にお役にたてるような決算打合せの提案を、今日も心がけたいと思います。
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帳簿の作成は税理士事務所に依頼すべきか?それとも自分で作成すべきか?
富山県富山市の福田税理士事務所の税理士の福田です。
税金の申告や金融機関から融資を受けるためにも、事業が儲かっているのかどうかを把握するためにも、帳簿が重要なのは皆様ご存じかと思いますが~
大事なのはわかっているけど、面倒だな~と感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
先日も、帳簿の作成のことが全くわからず、とにかく全てお願いしたいというお客様がいらっしゃいました。
資料を預かって、帳簿を作成して、業績を説明するためにお客様と打合せをしていたのですが~
なかなか私の説明を理解して頂けていないようでした。
私の説明が下手なのは棚上げしまして~
おそらく、帳簿の作成をご自身で全くしていないからだと思い、基本的な帳簿の作成をして頂くことにしました。
具体的には、次のような感じです。
・現金出納帳をしっかりと作成する。
・在庫表は毎月作成する等
そしたら、"お金の流れがようやくわかってきた"という回答を頂きました。
損益計算書から利益の状況を把握して頂くとともに、貸借対照表から利益とキャッシュの流れを把握して頂き、すっきりされたようです。
"税理士事務所に帳簿の作成を依頼すべき"か、"ご自身で帳簿を作成すべき"かについては、様々なご意見がありますが、事業の特性や、会社の規模によって、変わるのではないのかな~と感じました。
ただ、税理士事務所側としては、帳簿の作成をしながら、"このままではお金の流れがわかりづらくなるな~"とか、"経営者の方が試算表の説明に納得されていないな~"と感じたら、少しづつ手を打って、経営者自身にとって経営に本当に役に立つ会計帳簿にするために、様々な助言をすることが重要なのかな~と感じました。
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補助金の情報とFacebookの活用
富山県富山市の福田税理士事務所の税理士の福田です。
経営革新等支援機関の認定を平成24年11月に取得して、約5カ月経過しました。
当時は、"中小企業を支援するという目的ははっきりしているが、どのような制度になるかはわからないな~"と感じていました。
まだよくわからない部分もあるのですが、最近、次のようなことを感じます。
・経済産業省もよくわかっていないのでは?
・補助金の情報をとにかく拡散してほしいのでは?
経済産業省からは、"何とかしたいが、どうすればいいんだろう~"と、模索している感じが伝わってきます。
ところで、先日、経済産業省から補助金の情報に関するメールが流れて来ました。
補助金の情報拡散をして欲しいというのは、以前から聞いていましたが、どのようにすれば良いのかな~と考えていたのですが~
もしかして、SNSが最適なのかな~と感じました。
そこで、これから、補助金に関する情報を福田税理士事務所のFacebookページで発信していきたいと思います。
すでに、いくつか発信してみましたので、よろしければご覧ください。
でも、よくよく考えると、経済産業省が補助金に関するFacebookページを発信するのが一番良いのでは?と思ったのですが・・・
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金融円滑化法終了後に金融機関の対応が冷たくなったときの対策はあるのか!?
富山県富山市の福田税理士事務所の税理士の福田です。
中小企業の経営者の皆様におかれましては、金融円滑化法終了後に金融機関の対応がどうなるのかについて気になさっている方も多いかと思います。
ところで、平成25年3月6日に、経済産業大臣を本部長とする「中小企業・小規模事業者経営改善支援対策本部」が新たに設置されました。
また、この設置にあわせて決定された「経営改善支援対策」というものがありますが、これについて考えていきたいと思います。
【目的その1・補助金を有効活用せよ!】
「経営改善支援対策」には、大きく分けて、2つの目的があるようです。
そのうちの一つとして、中小企業・小規模事業者の経営改善に関する支援体制の強化があります。
具体的には、補助金を有効活用して欲しいようです。
具体的な補助金の内容については、こちらをご覧ください。⇒平成24年度補正予算に関する補助金の募集はこちら
【目的その2・金融機関の対応が冷たくなったときの対応策はあるのか!?】
もう一つの目的は、年度末及び年度明け以降の資金繰り支援を万全なものとすることです。
そこで、対策本部としては、金融機関が、中小企業金融円滑化法の期限到来後(平成25年3月末)も、同法の期限到来前と変わらずに、中小企業・小規模事業者に対する条件変更や資金供給を行っているかについて、情報の収集をして行く予定のようです。
【対策本部はどのようにして金融機関の情報を収集するのか?】
この情報収集を、税理士事務所などの認定支援機関にもお願いするようです。
金融機関の方々は、中小企業の繫栄を強く願っていると思いますが、例えば、そうではないごく一部の方がいらっしゃったとして、あまりにも厳しい対応をしたと仮定します。
厳しい対応をされた方は、認定支援機関に相談されたと仮定します。
この対策本部は、このような情報を収集したいと考えているようです。
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経営革新等支援機関の果たすべき役割と補助金制度について
富山県富山市の福田税理士事務所の税理士の福田です。
本日は、経営革新等支援機関の認定支援機関向け施策説明会にいってきました。
中部経済産業局の方から、"認定支援機関の役割と今後の施策展開"というテーマで、説明を受けました。
【認定支援機関が果たすべき今後の役割】
まず、認定支援機関が果たすべき今後の役割についてのお話がありました。
内容を簡略に説明してみますと、"信頼できる決算書を作成し、数字や、それ以外の側面からの経営状況を把握し、経営改善計画を策定するとともに、作りっぱなしでなくフォローもして、他の専門家と力を合わせて中小企業を支援しましょう"というものです。
ただ、外部の関係者が出来ることには限界があるかな~と感じたりもしています。
かといって、何もしないのも良くないのですが、神経をすり減らしながら頑張ってみても、全く手応えが無いと、がっくりしたりもするのですが、それでもがんばらないといけいないな~と思いながら、最近はPDCAサイクルを中心とした経営支援に力を入れています。
もちろん、効果を感じることが出来たときは、たいへん嬉しいので、"嬉しさも悔しさも2倍"という事なのかもしれません。
ところで、本日のもう一つのテーマである、"今後の施策展開"についても説明を受けました。
【補助金の有効活用】
"今後の施策展開"とありますが、要約すると、"補助金制度についての説明"です。
中部経済産業局の方からは、"認定支援機関には補助金制度を広報して欲しい"と言われました。
補助金制度については、賛否両論の意見を聞くことも多いですし、私自身も、今日の研修では、"???"という部分もありました。
ところで、私の友人に、富山市内で、農業で起業された方がいます。
その友人は、設備に関しての初期投資のハードルを、補助金を利用して超えたようで、補助金が活かされているな~と感じました。
手続に煩雑さはありますが、せっかくある補助金制度ですので、要件に該当する方はご活用頂ければと思いました。
参考までに、「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」の制度について、ご案内させて頂きます。
詳細については、富山県中小企業団体中央会をご覧ください。
⇒ http://www.chuokai-toyama.or.jp/chuokai-1.html
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金融円滑化法の最終延長終了後も力強く中小企業を経営していくための経営改善の手法
富山県富山市の福田税理士事務所の税理士の福田です。
平成25年3月をもって、金融円滑化法の最終延長が終了することになります。
これまでは、"借入金の元金返済をストップして欲しい"と言えば、受け入れられてきましたが、平成25年4月以降については、状況に変化が生じることが考えられます。
【制度の主旨から対策を考える】
この制度は、"一時的に資金繰りを改善させて、その間に抜本的な経営改善を達成する"ことが、本来の目的でした。
しかし、"一時的な資金繰りの改善"は出来たものの、"抜本的な経営改善の達成"は出来ていないという状況が続いている"と言われています。
今までは、"抜本的な経営改善の達成への強い意気込み"が見られなくても、"借入金の元金返済のストップ"は容易に受け入れられました。
しかし、今後は"抜本的な経営改善の達成への強い意気込み"がなければ、"借入金の元金返済ストップ"は難しくなることが考えられます。
【経営計画を実現可能にするためには!?】
計画を絵に描いた餅にしないためには、次の検証が重要です。
・計画が本当に実現できそうなものであるのか
・その計画の実行に対して、達成状況を確認しながら、改善案を進めているのか
大変そうにみえますが、これらの業務を日常の流れにしてしまえば、そんなに大変ではないかと思います。
先日も、あるお客様と経営改善についてお話をしていくなかで、"定例会"を開催することを提案させて頂きました。
【定例会の開催を顧問税理士がサポート】
お客様とお話をさせて頂く中で、弊事務所からの強い要望で、"例えば毎月の第一月曜日に定例会を開催されてはどうですか"と助言させて頂きました。
あと、定例会の開催時には、議事録を作成することもあわせて助言させていただきました。
具体的には、次のような流れで、弊事務所がお客様を支援するという流れです。
・毎月の定例会の議事録を、メールかFAXで送信してもらう
・弊事務所がその議事録をチェックして、質問などを実施する
・毎月又は2、3カ月に一度に訪問する際に、経営改善の進捗状況についてお客様に質問をする
・これらの改善案を、次回以降の定例会で議題に取り込んでもらうとともに、さらに改善を進める
経営の改善をしようとして、たくさんの案が出てくるのですが、それらの進捗管理がきっちり出来ていない中小企業も多いのではないでしょうか?
そのような会社にとってみれば、このような定例会の導入により、経営改善に連続性が出てきて、本当の経営改善に繋がっていくと感じました。
まずは数字の計画を策定し、その数字を達成するための仕組みを構築することにより、金融円滑化法の最終延長後も強い会社として歩んでいただきたいと思いました。
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個人事業者の確定申告と貸借対照表の元入金の重要性
富山県富山市の福田税理士事務所の税理士の福田です。
本日、弊事務所の最後の確定申告書の提出のために、富山税務署に行ってきました。
個人事業者の方におかれましては、"まだ確定申告していないんだよね~"という方も多いかと思いますが、3月15日までの期限内申告及び納付は、納税や融資などの側面からも重要ですので、大変でしょうが頑張ってください。
ところで、確定申告書の作成にあたっては、まず決算書を作成することになりますが~
この決算書は、儲けの現状が記載されている損益計算書と、事業開始以来どれだけの財産の蓄積があるかなどが記載されている貸借対照表から構成されています。
この決算書を、じっくりとご覧いただいたことはあるでしょうか?
【確定申告書を作成するだけで大変かもしれませんが】
"作成するだけで大変で、そんなの見たことないわ~"との声も聞こえてきそうですが~
貸借対照表を見てみますと、あまり見慣れない言葉で、左側には"資産"というものが並んでいまして、右側には"負債・資本"というものがあるかと思います。
この貸借対照表には、"どれくらい儲けて、どのような生活をしているのか"とか、"今までの儲けがどの程度内部留保として蓄積されているのか"などがはっきりと記載されています。
なので、税務署の立場からは、"毎年どの程度生活費に流れているのか"とか、"相続財産がどの程度あるのか"なども推測できることになります。
ところで、右側の一番の合計欄の上の上に、元入金という科目があるのをご存じでしょうか?
【貸借対照表の元入金の意味とは!?】
この元入金について説明させて頂きますと、"昨年までの儲けのうち、事業に関する財産として内部留保されている金額"と言えます。
このお話をさせて頂きますと、"こんなにたくさんのお金を見たことがないんだけど~"と言われたりします。
残念ながら、元入金と同額のお金があるとは限りませんでして~
事業をするということは、儲けとその再投資という循環を繰り返すことになります。
例えば、商品販売業の場合には、仕入代金や人件費等の固定費の支払いから始まり、売上代金の回収という一連の流れを経て、儲けがある場合に限り、お金が増加していきます。
で、事業が拡大していくと、車両を増加させたり、在庫を増やしたり、売掛金が増加したりなどで、儲けたお金が、お金以外の"モノ"に変化していくこととなります。
また、固定資産の中でも減価償却ができない"土地"の金額が大きい場合には、"元入金"の金額ほど資金繰りは良くなりません。
【金融円滑化法の最終延長終了と決算書】
平成25年3月をもって、金融円滑化法の最終延長が終了することとなります。
その後においては、達成できる見込みが高い経営計画、すなわち"実抜計画(実現可能性の高い抜本的な経営改善計画)"を作成できるかどうかが、今まで以上に重要になってきます。
数字のお遊びだけでは、経営に役に立つ経営計画は作成できませんが、迅速で正確な損益計算書や貸借対照表を作成する体制を構築して頂き、現状を把握するとともに、損益計画や資金繰り計画など、事業の発展にお役にたてて頂きたいな~と思いました。
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個人事業者が経営の方向転換を考える上で道しるべとなる確定申告
富山県富山市の福田税理士事務所の福田広文です。
確定申告の時期もいよいよ後半に差し掛かってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ところで、弊事務所はお客様の協力のもと、事業をされているお客様については、決算打合せも含めてほぼ完了となりました。
あとは、業種の特性上、2月末にならないと資料が揃わないお客様を待つばかりです。
【個人事業の決算打合せと確定申告】
弊事務所の確定申告業務に関する一般的な流れとしては、顧問契約をされている個人事業のお客様に関しましては、毎年1月末には決算を確定させて、そこから1週間程度は、お客様の状況に応じて、経営相談に関する個別報告資料を作成することになります
とはいっても、実際にどのような数字が出るのかは前年の11月ぐらいにはほぼ確定しているので、予測の正確性を確認するだけという作業に近い部分もあります。
そして、2月の上旬には、経営相談に関する個別報告資料をたたき台にしながら、お客様と打合せをさせて頂きます。
そのため、2月中旬には、事業をされているお客様についてはほぼ確定申告書を提出するという流れです。
弊事務所は、せっかくお金と時間をかけて帳簿を作成するのであれば、それを生かして経営に役立てて頂きたいと強く思っております。
ただ、生かして頂くといっても、お客様が早めに準備して頂いてはじめて、じっくりと経営相談に関する個別報告資料を作成することができます。
その部分では、お客様の協力があってはじめて出来るので、良いお客様に恵まれていることを感謝しなければいけないな~と思います。
【イレギュラーな平成25年2月】
平成25年2月は、想定外なことがたくさん発生して、臨時の仕事が集中しました。
そのため、"お客様のために"と思って、早めに進捗を上げていたのですが、そのお蔭で"臨時の仕事が来ても難なく対応できた"という、"自分のため"に助かったということになりました。
【経営の方向転換の道しるべ!?】
私のお客様の中で、本年度は経営方針の大幅な変更を決断された方がいらっしゃいます。
今後は、今までと数字の動き方が全く変わるので、先日も、予定損益計算書をもとに、資金繰り予測について提案させて頂きました。
その提案資料を見て頂いたところ、さっそく次の手をどう打つかについて、細かい部分までの相談を受けました。
手を打つ速さはさすがだな~と、感心しました。
帳簿がしっかりしていると、1年後の数字まではっきりとわかるので、あらためて会計帳簿の重要性を感じました。
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