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税理士コラム
確定申告を個人事業の経営に最大限に活かすためには!?
富山県富山市の税理士の福田です。
今年は、お客様の協力のお蔭で、確定申告業務も大変順調に進んでおり、数字の報告も早めに報告が出来ていて、流れが良いなあと感じていたところ・・・
通常業務以外の仕事が急に増加して、あたふたしております~
内容がやや複雑なものが集中しておりますが、じっくりと取り組んで良い結果を出せればなあ~と思う日々です。
複雑な仕事をこなすと、税法などの理解も深まるので、一石二鳥で頑張っていきたいと思います。
ところで、個人事業の皆様、"事業主貸"という勘定科目をご存じでしょうか?
【個人事業ならではの勘定科目】
"事業主貸って、なんかわかりづらい名前だね~"とか、"事業主貸とか借とか、借方貸方とか、わけ分からんわ~"と言われることも多いですが、その時は"そうですね~、なんかわかりづらいですね~、でも結構大事なんですよ~"とお答えさせて頂いております。
【事業主貸とは!?】
個人事業の場合には、事業と家計のお財布がはっきり分かれていないことも多いのではないでしょうか?
資産負債などの細かい部分を無視すると、個人事業の帳簿は、次の2つの観点から分析することが出来るかと思います。
・お金が増加する部分・・・事業での儲け
・お金が減少する部分・・・家計費の支払(家計費の定義については様々かと思いますが、この定義をきっちりすることも重要かと思います。)
上記のうち、お金が減少する部分、すなわち家計費の支払に相当する部分が、事業主貸になります。
この、事業主貸、すなわちお金が減少する部分である家計費の支払をきっちり分析すると、いろいろな発見があるのではないでしょうか?
家計費関連をどこまで簿外にするかによりますが、確定申告をきっちり行うと、結構いい感じで事業・家計全体を俯瞰した眺めができるのではないでしょうか?
【お金を残すためには!?】
経営で一番重要なのは、お金を残すことかと思います。
この、お金を残すという課題に取り組むためには、帳簿という道具を使うことはとても価値があると思います。
その中の一環として、"事業主貸のコントロール"も重要となります。
【事業での儲けと家計費のバランス】
個人事業のお客様と打合せをするときは、事業での儲けと家計費のバランスについてもお話させて頂くことが多いです。
このお話をすると、経営者の方々の個性が出て、いつも興味深くお客様とお話をさせて頂いております。
"予想通りの自転車操業だね~"と言われたこともありまして~
せっかく確定申告のために大事な時間とお金をかけて帳簿を作成するのですから、一粒で二度美味しいではありませんが、経営に活かす方がお得感があるのではないでしょうか?
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